Masters of Linen について

麻のよもやま話

ヨーロッパのリネンメーカーの表記にMasters of Linenというマークを付けていることがあります。

これは基本的に、ヨーロッパ産の原料を使い、ヨーロッパで紡績し、ヨーロッパで製織した生地に与えられます。純ヨーロッパ産に与えられるものです。

絶対的に高品質かというと微妙です。日本の有名メーカーにも糸を提供しているフランスのSafilin社が紡績するリネン糸のトップが80番手の糸です。リトアニアのシウラス社は60番手がトップでした。その意味からは悪くはありませんが、100番手クラスは難しいということになります。

一方でイタリアのLINIFICIO社は最大150番手のリネンを紡績できるトップメーカーです。以前に帝国繊維さんから、イタリアのメーカーで120番手があると聞いたことがありましたが、なんと150番手です。

このように、いろいろな紡績会社や生地会社によって認定されているのがMasters of Linenです。ある一定のレベルはあるが、中のレベルはいろいろである、ということでしょうか。

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